メガミデバイス 一条綾香製作。細部の改修、簡単改造で挑みます。レビュー的な製作記録。アリスギアアイギスより。※12/27更新

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パーツ洗浄。そして離型剤対策。

ささっと分解してパーツ洗浄に入りました。

ここで最初に話した離型剤の対策をします。

離型剤は普通の中性洗剤では落とすことが出来ません。

ガレージキットを作った事がある方はご存知だと思いますが…。

厄介な物ですが、症状が分かっていれば対策ができます。

それは誰もが知っているであろう、ポリデントを使います。

酵素が効くのかどうかは定かではありませんが

以前ガレージキットを製作した際、1番パーツと懐に負担がなく綺麗になる方法でした。

ただちょっと変色が怖いので肌色のパーツは避けておきます。

変色しないかランナーを投入し確認してみます。

3個ほど錠剤を投入し様子を見ます。

変色は無さそうですが、触って確認するとなんかヌメヌメしていました。

シタラでパーツが溶けた悪夢がチラッと横切りましたが

大丈夫そうです。

このヌメヌメの正体は洗剤のヌメりなのか、離型剤のヌメりなのか…。

しばらくガラガラかき混ぜて仕上げに超音波洗浄機で洗います。

良かった、溶けてはない!

変色していないか気になったので先に確認です。

問題なさそうですね。

肌色のパーツとクリアパーツもポリデントで洗浄することにします。

ガラガラとかき混ぜて洗浄〜

念入りに洗浄〜!!

見た感じ、洗浄前よりもかなり綺麗になっています。

これで離型剤も落ちているはず。

パーツ乾燥後、いよいよ塗装です。

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塗装開始!まずは頭部のグラデーションから

説明書の指示通りでは無いですが、だいたいの調色は済ませておきました。

まずは髪の毛から塗装開始です。

塗装の前にもう一つ塗膜剥がれの対策を打ちます。

今回、全て塗装前にプライマーを吹き付けました

シタラの時のような塗装はがれはもうゴメンですので。

ここまで組んだ状態で塗装したいので、まずは分解し、基本色のベタ塗りだけを行います。

基本色が塗装し終わったので、ハイライトを入れていきます。

基本色に白を適当に入れて吹き付けていきます。

まだ足りないかな?

あ〜、白くしすぎました…。

今度はシャドウを作って吹き付けます。

シャドウはクレオスのパープルを使用。

最終的にこんな感じ。

いい感じにできました。

後ろから。

こちらも良さそうです。

顔のパーツを付けてみたい衝動に駆られますが、楽しみは取っておきます。

最初の難関をクリアしました。

あとはベタ塗りで仕上げていきますので

多分、問題ないでしょう。

シールドの塗装までのカウントダウンが始まりますw

本体、武装の基本塗装

グレーと黒の塗装中の写真撮り忘れました。

順調に仕上げていきます。

素体の脚部の塗装ですが、上の写真のように曲げた状態で関節部分を最所に塗装します。

関節部が塗れたら真っ直ぐにして仕上げるとうまく塗装できます。

トップコートも同様に。

ここまでは順調に仕上げていく事ができたのですが

想像以上の色分けに苦しむことになります(笑)

色分け部分のマスキングなど

白のラインが入るパーツとグレーのラインが入るパーツにマスキングをしていきます。

このラインが全身にある上に、腰、胴体に至ってはそれが重なり合い

かなりの高難度でした。

フトモモのパーツ。

白のラインが入るのですが、筋彫りもなくかなり悩みました。

白を吹き付け…

マスキングテープを剥がします。

少しはみ出していますが、リタッチ(筆塗り)で修正します。

左右、2つ。

こんな感じのパーツが目白押しです!

なんて苦行…。

この辺で買ったことを後悔し始めています。

今更やめるわけにもいかないので、突き進むしかないのです!!

がんばれ!自分!!

最難関!シールドの塗り分け。超山場です

まずはグレーから塗装します。

理由はマルーン系の赤の下地に使いたかったから。です。

マルーン系の底色が濃い色は白など明るい色を下色にすると底色が白くなり

本来の色味を出すのに時間がかかります。

なので、底色の暗いフレーム色を利用し

1工程省くという効率的な工程です(笑)

さあ、超山場のシールドのマスキングです。

色々と方法を考えましたが、やはりマスキングテープをカットしていくのが確実ですね。

ネットと動画で調べましたが、コレといった画期的な方法もないので。

面白かったのが、付属のシールドのシールをカットして

マスキングテープの代わりにするという方法がありました。

とりあえず試してみたのですが

結果は不採用。

理由として

  • シールの粘着力がありすぎる。(一度何かに貼り付けることで解消可能)
  • シール自体の厚みがありすぎる。
  • 綺麗に切り出すことが困難。
  • カット後貼り付けてもピタッと位置が決まらない。

こんな感じです。

あ、でも一部は使いましたよ。丸モールドの部分はマスキングが難しいと判断したので。

2枚のシールドのマスキングが終わりました。

コレだけで3、4時間(休憩含む)かかってます。

さっそく赤を吹き付けます。

狙い通りに発色してくれました。

1時間ほど感想を待ち、マスキングテープを剥がしていきます。

緊張します。

シタラの時のように塗膜が剥がれないか心配。

対策はしたので大丈夫だと思いたい。

うん。

バッチリ!ですね〜。

塗装の剥がれもなく、強固に密着してくれているようです。

しかし

まだ終わりではありません。

今度は枠に白を吹き付けるのでまたマスキングです。

今度は裏面までしなくてはいけません。

誰だ!?デザインした奴は〜!!

無事に白の塗装も完了です。

更に続きます…。

き、キツい…。

最後に中央のあたりの黒を吹き付けて

ようやく終了。

最後にトップコートで艶を整えます。

艶消しクリヤーでコートして

シールド完成です。

どうでしょうか?

すごく上手くいったと思いません??

とにかくもう、大変で大変で…。

しばらくは色分けの多いプラモデルは避けようと思いました(笑)

お次は

剣。

これも塗り分けが多く泣きそうです。

剣の塗装

まずは基本塗装。

白を吹き付け。

こんな感じで何回かマスキングしては塗装、マスキングしては塗装を行い

剣、完成。

コレも最後に艶消しクリヤーで仕上げました。

完成が見えてきましたね〜。

顔パーツのリペイントとお化粧。

塗り分けの繰り返しでの作業の息抜きも兼ねて顔パーツを少しグレードアップさせます。

↑の写真は何もしていないノーマルの物。

出来はいいのですが、もう一歩踏み混んでみます。

分かりにくいかもしれませんが

目尻のアイラインを書き足しました。

あとホッペにチークを少々。

僕としましては目も大きくなったし

お化粧で可愛さがグッと上がった気がします(笑)

早く組みたい!

あ、この角度なら化粧が分かりやすい!!

化粧の後、お顔の縁にシャドウを入れて

小顔に見えるようにしました。

仕上げに艶消しトップコート。

巷では仕上げに目にクリヤを仕込んで目を艶ありにしていますが

アニメキャラまたはゲームのキャラには

必ずしも必要性は感じないので

今回は行いません。

完全に僕の好みです。

各部完成。艶消しクリアーでトップコート。

各部終わりの見えなかった色分けも無事に終了し、トップコートで終了。

完成後、色々動かすのでガンプラよりも厚めにコートしています。

後ろのシールドはこの時はまだ完成していません。

マスキング方法にまだ悩み中でした。

ハンドガン。

SPギア。

碗部の白のラインですが

手書きでもマスキングでも不可能でした!

どうしたのかというと

  • ラインを入れたい部分を大まかにマスキング
  • エナメル塗料のホワイトを吹き付け。
  • 必要なラインを残すように拭き取り。

拭き取りもかなり神経を使う精密な作業でしたが

理想的な細さで繊細なラインになったと思います。

これを上腕、下腕。左右で計4箇所!!

目がツラい!!(笑)

本格的にルーペ導入考えなくてはいけません。

老いか…

現実は残酷だよね…。

脚部。

ここも塗り分け多くて大変でした。

膝とか足首とか…。

白ラインもね…。

各武装ユニット。

おまけパーツのル○バ。

コレもしっかり塗り分け。艶消しだと現実味がないので

艶あり仕様です。

やっぱり組み付けは楽しいですね〜。

本体もサクッと組み付けます。

本体(素体)組み立て

腰パーツは組み立てる時の塗装剥げが心配でしたが大丈夫でした。

できた!!

いいぞ〜。すごくいいぞ〜(笑)

アップでも耐えられる出来!!

は〜。

苦労が報われる瞬間です。

武装状態。

全部終了!!

各部、ポロリしそうなパーツは2液性の接着剤で接着し、ポロリが起きないように

調整してあります。

うん、やり切った!!

感想とまとめ

約2か月。

結構製作期間が長引いてしまいましたが、無事に完成させることができました。

シタラでの塗装剥がれの失敗からのリベンジで始めましたが

リベンジは成功したようでホッとしています。

  • ポリデントを使いパーツの離型剤を落とす。
  • 超音波洗浄機で念入りにパーツ洗浄。
  • 更に密着させるべくプライマーの使用。

以上3点の対策を打ちました。

ガレージキットでの経験が活かせたようです。

何事も体験してみないと分かりませんね。

塗膜の強度もあるようで、ちょっと擦った程度では剥がれないくらいには

出来ました。これは最後の艶消しクリヤーをいつもよりも

厚めに吹き付けた事が大きな要因だとは思いますが

下地をしっかりと行い積み上げた結果だと僕は思います。

今後、コトブキヤのキットはこの方法で作っていこうと思えるくらいの

いい経験になりました。

キットの感想ですが

出来は文句の言いようがないくらいに

素晴らしい完成度を誇るキットだと言えます。

ただ、素組では細かい色分けが再現できない為

どうしても細かい所は塗装が必要になります。

素体にもかなりの塗り分けが必要になります。

重ねてあのシールド。

しかも2枚(笑)

出来が非常に良いのに市場に余っている印象を受けるキットですが

この塗り分けに皆さん購入を避けているのかなぁと

僕個人は思いました。

しかし、その塗り分けを超えた先にはなんとも言えない

達成感と満足感。

そして確かな成長を味わえるキットです。

ちょっと初心者の方にはオススメできるキットではないですが

興味を持たれた方、購入してみてはいかがでしょうか?

長い記事になりましたが、ようやく完結。

お付き合いいただきありがとうございました!

しっかりと撮影した記事もあげています。

よろしければご覧ください。→コチラ

写真はかなり多めに撮りましたので楽しんでもらえると思います。

それでは。

無事に完成できて良かった〜〜〜〜〜(笑)

ちょい出し(笑)

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