こんにちはTAKESHIです。
今日は半年ほど使ったオイルレスコンプレッサーのメンテナンスと修理の記事です。
5月も後半だというのにGW中に起こった(起こした?)出来事です。
僕はいつも大型の休みになると1つ何かをやろうという目標を事前に計画します。
旅行、お出かけ、洗車、家族サービス、趣味の事などなど。
最近はコロナのせいで思うように行動できず
もっぱら趣味の事になっていますが…。
今年のGWは何をしようか考えていたのですが
以前から気になっていた塗装用のコンプレッサーの
エア漏れとメンテナンスをしようと決めました。
チャチャっとやってしまい気持ちよく塗装して1体くらい仕上げたいなー
とか思っていたのですが
やっぱりそうはならなかったなんですよね〜(笑
エア漏れと圧力の調整。
現在使用している模型用として使っているオイルレスコンプレッサー。
アネスト岩田製 FX6602 AIR REX
なぜこんなオーバースペックな物を使っているのか?
理由はエア圧の一定化。
詳細はコチラから。
使用して半年ほど経ちますが
気になる点が出てきました。
- エア圧が徐々に落ちていく(目視で確認できるほど)
- エアを貯める際、最大圧力0.8mpaまで上がらない。
- 再始動する圧力設定が高いため再始動が頻繁に起きる。(0.6mpaあたりで再始動)
以上3点。
エア圧が落ちるのはやはりどこかエア漏れが起きていることが原因でしょう。
最大圧力まで上がらない事と再始動のタイミングは調整が可能なので
やっていこうと思います。
エア漏れ箇所捜索!大量にエア漏れ発覚(大笑
まずは一番の大問題であるエア漏れを修理していこうと思います。
空のスプレーボトルに中性洗剤と水を混ぜた物を入れ
怪しい接続部分に
シュシュっとかけていきます。
すると
出るは出るは
エア漏れ箇所。
まずはこの2箇所。
これは2リットルのエアタンクからです。
このエアタンクはエアブラシから出る水の吹き出しを防止するために使用しています。
こんな所もエア漏れか…。
コンプレッサーのレギュレーターから…。
圧力ゲージからも…。
水抜きから…。
今回のラスボス(笑
結構な勢いでエアーが漏れてます。
他の箇所との合わせ技でエア圧の大きな減りが起きていた模様ですね。
これ逆止弁と言います。
中にスプリングと弁が入っていて空気の逆流を防ぐ物なのですが
きっと外す際に壊れるだろうなと思っていました。
取り付けの際、そんなに締め込むタイプではないのか
スパナなどの工具が入るところがなく
シール剤で固めてあるようでした。
しょうがないのでヒートガン(ドライヤーみたいな形状)という工具で
逆止弁を炙りシール剤を熱で溶かしながら無理矢理はずしましたが…。
やっぱり壊しました!!
部品注文ですね。
…。
…。
ん?
待てよ。
メーカー休みじゃね??
はい。休みです。
チーン(笑
部品到着までこのままか…。
これでGW中に計画した修理とメンテナンスは長期戦になる事が確定したわけです。
わけですが…。
塗装ブース製作した時の状況とあまり変わらない部屋の惨状です。
塗装ブースの製作についてはコチラ。
逆止弁外すのに手間取って結局全部バラすことになってしまいまして。
とりあえず、下手に動かすと何か無くしてしまいそうなので
このまま置いておくことにしました。
やっぱりというか、結局というか
こういう事やるとドツボにハマるのは恒例となっている
嫌な流れではありますが
乗り越えた先にいつも思っている通りの結果がついて来ていますので
めげずにじっくりいこうと思います。
しかし、休み中にというかしばらく塗装もできませんね。
Amazonやモノタロウで逆止弁を検索しましたが、合いそうなものは見つからず
確実なメーカーからの取り寄せにしました。
休み明けにメーカーに発注
平日しか電話が通じないので
休み明けの昼休みを使い電話しました。
事情を説明し、パーツを送ってもらえる事になりました。
おまけにメーカー保証期間内である事と初期不良という事で
無償ということに。
ありがとう。アネスト岩田さん。
お互い発送とかの送料、工賃とか考えたら
ベストといったところでしょうか。
部品到着。取り付け失敗
2〜3日後。
無事に到着し早速取り付けていきます。
新品!なんだか嬉しくなります。
シールテープ巻いておけばいいかな。
なんて思って巻いて取り付けて
コンプレッサーを元通り組み付けて
ささっと起動させましたが
シールテープ巻いておけば…。なんて甘い考えを持っていたばかりに
以前よりひどいエアーの抜け具合に
なりまして…。
やっぱり手は抜いちゃダメですね。
他の取り付け方法に切り替えます。
やはり手は抜いちゃダメ。ガッチリ確実に
やはり確実にやらなければトラブルを招きます。
ロックタイトのネジロックを購入。
今回は中強度にしました。
もう1段階上の強度がありますが
またエア漏れでもしたら外すの大変ですから…。
早速取り付けていきます。
- 逆止弁のコンプレッサーのエアタンクへ接続するネジの部分にネジロックを適量を塗布
- 塗布後シールテープ適量を巻き付け
- コンプレッサーのエアタンクにもネジ切り部へネジロック適量を塗布
これでダメならメーカー修理です。
完全硬化まで24時間とのことでしたので
結果は次の日まで持ち越し。
モンモンとした日々が続きます。
次の日。
祈るような気持ちでスイッチを入れました。
どうだ?
エアーが貯まり停止した後。中性洗剤を混ぜた水をスプレーしてみましたが。
エア漏れも確認できません!
成功です!!
またもや溢れる嬉しさよりも安堵感(大笑
何かやるたびトラブル出るから困ったもんです。
逆止弁以外の処置
ラスボスの逆止弁が片付いたので
後はシールテープで対応していきます。
エアタンクの水抜き。
レギュレーター周辺と圧力計。
エアタンク2ℓ接続部分。
しっかりとエア漏れ対策を施し作業完了です。
エアー圧力も落ちませんし、安定しています。
以前はこのまま放置しておくと1日もたずエアー圧力が0になりましたが
今回の修理で1日経っても圧力は残っていました。
若干は落ちますが許容範囲内です。
最高圧力の設定と再始動圧力の設定。
修理は無事に終わりました。
次はメンテナンスに入ろうと思います。
写真の青丸で囲った部分が最高圧力と再始動の圧力調整ネジ。
緩めると再始動の圧力を下げる事ができますが下げすぎると最高圧力が下がります。
写真の黄丸で囲った部分が最高圧力調整ネジ。
締めると圧力があがります
この二つのネジでバランスとり調整します。
よく分からない方は弄らない方がいいです。
本来は弄れないように封がしてあります。
気にせず剥がします(笑
マイナスドライバーなどでこじってやるとポロッと取れます。
僕の場合、メインで使うのは模型塗装です。
なので常に確保しておきたい圧力は0.2mpaほど。
流石にそこに再始動圧力を設定してしまうと最高圧力が下がってしまうので
最高圧力の0.8mpaを維持しつつ
再始動の圧力を限界まで下げていこうと思います。
ちなみに
初期の設定では
最高圧力設定:0.8mpa未満
再始動圧力:0.6mpaあたり
となっていました。
再設定の目的は
再起動の頻度を下げる。
という事です。
塗装中は作業時間も長くなりますし、なるべくストレスフリーでいきたいところです。
再起動後は充填時間が長くなりますが頻繁に再起動されるよりはまだマシかな
という判断です。
まずは黄丸で囲った部分の調整ネジをいっぱいまで締め
最高圧力に設定しておきます。
この最高圧力を維持できる限界まで
青丸で囲った調整ネジを緩めて再始動圧力を下げていきます。
※これは僕の調整方法ですのでまた違った方法がありましたら
教えていただけると助かります。
何度か調整しました。
最高圧力0.8mpaまで貯めることが出来ています。
レギュレーターの水抜きを使用してエアを抜いていきます。
だいたい0.4mpaあたりで再始動を始める設定に変更できました。
色々と修理とメンテで汚れた箇所を掃除して
作業完了です。
エアタンクもキレイにしました。
エアブラシへの圧力調整も行い全ての作業終了です。
はぁ〜。
無事終わってよかったぁ〜(笑
まとめ
結局休み中に終わらせる計画が半月にわたる作業になってしまいました。
やる前はこんな大事になるとは思っていませんでしたけど。
事あるごとにドツボにハマるのは
無知なのか、計画性のなさなのか…。
今回もなんとかなったし、気になる作業改善ポイントが一つ減らせる事ができたのは
モチベーション維持のためにも良かったのではないでしょうか。
本当に色々と手をかけて育ててきている環境ですので
愛着と使い心地は何にも変えられない大切なものとなっています。
まだまだ改善点はありますが
今回の変更点で作業は快適になったのか?
しばらく使ってみての感想を
また加筆していこうと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは。
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