塗料ってなんだろう?仕組みが分かればラッカー塗料、水性塗料も理解できます。

こんにちはTAKESHIです。今日は塗料の仕組みを話そうと思います。

仕組みが分かれば失敗も減らせるし、応用もできます。

なるべく分かりやすいようにまとめてみました。

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塗料の仕組み

上の図で分かるとおり、塗料は主に4つの成分で構成されています。

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揮発成分

揮発成分(シンナー、薄め液、水分)が揮発(蒸発、乾く)することにより

残った3つの成分(顔料、合成樹脂、添加剤)で塗膜を形成します。

色が付き塗装が乾燥した状態です。

顔料

色です。様々な色がありますが、顔料と呼ばれる成分で色が付くわけです。

この成分も知るとなかなか面白いです。機会があれば紹介します。今回は省略しますね。

合成樹脂

ここで聞き慣れた言葉が出てきます。

アクリル、エナメル、フッ素、ウレタンなどですね。

この合成樹脂で塗料の耐久性を高めているんです。

アクリル、エナメルといった塗料が主流のワケは実は安価だからという理由があります。

ウレタンはアクリル、エナメルよりも上位の合成樹脂になります。

ウレタン、フッ素←アクリル、エナメル

ウレタン、フッ素が模型で使用されているものの中では現状最上位です。

耐久性も高く、高価です。

ウレタンクリヤーの値段が高い理由がわかると思います。

自動車用の塗装などでは、更に高性能な塗装膜が現在使用されています。

日産でいうとスクラッチシールド。

トヨタでいうとセルフリストアリングコート。

どちらのクリア塗装も扱いが難しく、かなり高価です。

模型では使用されないでしょうから、知らなくても大丈夫ですw

添加剤

色々な添加剤で塗料を塗りやすく調整しています。

ツヤを出しやすくしたり、塗料の液だれをしにくくしたり

顔料(色)と合成樹脂を馴染ませたり、定着させたりする

成分が配合されています。

中でも面白いのは界面活性剤です。

水と油の両方の性質を持っている物質。洗剤に使われてるので知っている人も多いのではないでしょうか?

水性塗料のうすめ液ってシンナーと表記されていませんか?

成分を見てみると有機溶剤、水とあります。

水性塗料でも有機溶剤が使われている場合もあるんです。

メーカーでも安全性の高い塗料としていますから…。

塗りやすさを求めるために水だけではまだ十分では無いと言う事なんでしょうね。

これ、ラッカーとも混ざるよなぁ、とか思ってみたり…

あ、

正しい使い方をしましょうね(笑)

水性塗料について

水性塗料だから安全と思っていませんか?

水性塗料は安全だ

とは思わないでください

あくまでラッカー塗料よりも

危険性が少ない塗料

だと覚えてもらえたらと思います。

現状、使われている内容物で

安全だと思われるのは

だけだからです。

塗装時に防毒マスクはした方がいいと思います。

今後、もっと水性塗料の性能は安全面でも高くなってくると思われます。

アクリジョンとか最近出てきましたし。

もっと安心して塗装できる未来を

信じて待ちたいところですね。

まとめ

どう言う仕組みなのか分からないまま使っている事は結構多いです。

詳しく知る事で使いこなす事ができれば失敗も減ります。トラブルにも対応できます。

応用する事だってできます。

参考になれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それでは。

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