こんにちは。TAKESHIです。
暑い日が続いていますね。
長かったお盆休みも終わり、酷暑の中、仕事が始まり夏バテ気味です。
僕の休みは、タイトル通り。
快適な塗装環境を整えるべく、コンプレッサーに引き続き自作塗装ブースの製作へと
ステージを移しました。
その時の僕は、1日で終わらせ、塗装直前まで準備を終わらせたガンプラの
MG(マスターグレード)00ライザーを休み中に仕上げようとしています。
お盆休み2日目。
長い、とても長い戦いが幕を開けます。
前回の記事は↓からどうぞ。
自作塗装ブースのバージョンアップを目論む。
お盆休み初日は自分の思うようなコンプレッサーのセッティングができ
気をよくしています。
調子に乗って塗装ブースをバージョンアップしようと動き出す僕。
誰か止めてあげて(笑)
これが1号機。
ただの箱型で天井埋め込み型のシロッコファンの換気扇。
吹き返し防止でフィルターを全面に覆っている物です。
吹き返しは完全に防ぐ事は出来ていないので、臭気が漏れてきます。
しかもうるさい。
騒音値は69.7dB。
前回紹介したコンプレッサー並みの騒音値です。
静音型を購入したのですがボディがプラスチックの為、振動により響いた音が耳障りです。
これがずっと鳴っていると頭が痛くなる事もあり、臭気も吸いきれないので
前々から不満はあったのは事実。
ただ一つ良かったのは全面フィルターなので塗料の飛散は最小限にできていた事。
臭気は防毒マスクでガードしてしまえば我慢できないレベルではなかったんですが
臭いはなかなか消えず、次の日も臭いと言う事もあって
いい機会と思って始めたと言う経緯です。
工作開始。部屋は汚れ荒れ果てる(笑)
意を決して分解。
もう後には引けません。
製作後、プラモデルを5〜6体作ったのですが、あまり汚れていません。
フィルターがいい仕事をしていたようです。
自動車塗装ブース用の物を使用していたので当然か…
今後、入手も難しいし他の代用品も探さないといけません。
ストックはあと1枚。
大事にとっておこう。(自営業していた時の遺産です)
換気扇は役目を終え、近くの電気屋さんに処分をお願いしました。
分解の段階で部屋は荒れ果てました。
フィルターを引っ張り出した時には塗料カスが部屋のあちこちに散乱しひどい事に…。
諦めて完成後に掃除します。
気になっていた中間送風機買ってきました。
巷で話題のMOTOブースでも使用されている物。
MOTOブースはダクトサイズ125ミリ。
今回買ったものは100ミリ。
ちょっと不安もありましたが、吸ってくれる事を祈ります。
ワクワクしますねぇ〜。
開いていた穴を埋めるため、MDFボードを天板のサイズで用意。
木工用ボンドで貼り付け後、極少の釘で補強します。
穴を開けるべくケガキ。
せっかくコンプレッサーを買ったのでエアーソーでカット。
空気漏れを防ぐべく、シール材を貼り付け。
今回は背面に換気扇を背負うようにするため、背面を補強しました。
こんな感じに。
少し頼りないけどしっかり取り付けできました。
天板にもダクト取り付け完了。
取り付け完了。
とりあえず仮付です。
試し運転してから本付けします。
が
今後このタイプは本付け荒れる事なく分解されます…。
負圧室?とりあえず調整可能な仕切り板作ってみる。
ネットで話題のネロブース、互換ブース、MOTOブース。
最高の吸引力との評価なので、構造を真似て
仕切り板を作る事にします。
なんでも負圧室を作る事で効率よく吸える仕組みだそうです。
いきなり仕切り板の取り付け位置を試験も無しに本体とくっつけてしまうのは流石に危険です。
換気扇の風量によって負圧室の広さも変わってくると判断し
調整できる物を製作します。
スマホスタンドを用意。
2キロまで耐えられる代物だとか…。
空気の流れを遮らない物を見つける事ができました。
仕切り板にネジ止めして
ちょっと不格好ですが。完成!
これを塗装ブース内に設置します。
2号機完成。試運転後、もう不安しかない
仕切り板も設置していい感じに仕上がりました。
ここで試運転。
スイッチオン!!
ブーンと動き出します。
すっごい静か!!これならノンストレスで塗装できるなぁ。
と嬉しかったのはココまで!
吸引しているのか確かめる為、手をかざしてみます。
一応吸っているのか?
吸引力がさほどないのが気がかりですが、後にも引けないので
フィルターを設置。
網を設置して
2号機完成です!!
完成しましたが、不安しかありません。
試し吹き。欠陥だらけの結末。
実際に吹き付けてみないと分からないと自分に言い聞かせつつ
塗装直前まで仕上がっているMG00ライザーを実際に塗ってみる事にしました。
このホワイトを塗装します。
後、少数のブルーのパーツも。
焦っていた為か塗装中の写真撮ってませんでした。
試し吹きの結果は最悪。
部屋中に塗料ミストが充満し、部屋の中が真っ白…。
塗装中に気づきましたが、塗料も希釈してしまったので諦めて塗装を強行(笑)
なんか、パーツにホコリは付くし、部屋は真っ白だし、悲惨です。
1人でアタフタして、今思い返すと笑えてきますが
当時の僕はもう大混乱です。
どうしてこうなった….
部屋が汚いのが我慢できなかったので
まずは掃除だなと思い、掃除していると
部屋に設置してあるサーキュレーターが…。
これはひどい…。
余程吸っていない証拠です。
落ち込んで掃除を続けていると追い打ちが…。
なんだこれ??
どうも塗料カスが中間ダクト、写真中央の小さい穴から漏れ出ているようです。
しっかりと密閉されてないのかな?
この時はそれだけしか思いつかず
設計の見直しをし始めます。
この時、もっと冷静に判断できれば次の3号機は作らなくて良かったのに…。
設計見直し、3号機製作。また散財…。
中間に設置するよりもやっぱり直接繋いだ方がよかったのかな?
と言う思いつきにより、設計を変えて挑戦します。
ホームセンターで必要なパーツなど買ってきました。
木片はカットだけお願いして穴は自分で開けました。
もうなりふり構っている余裕はありません(笑)
直付けです!!
固定するべく金属のステイと木片で固定して3号機完成。
なんとも不格好な塗装ブースになってしまいました…。
試運転、試し吹きしましたが結果は変わらず…。
ここで2号機の塗料カスが小さな穴から噴き出てくる事案も解決できませんでした。
試しに穴、および空気の漏れがありそうな所をアルミテープで塞いで
動かしてみました。
すると
明らかに風量が減っているんですよ。
どうもこの穴から外気を引き込み風量を上げているみたいなんです。
仕組みからして、この中間ダクトファンは使えないと判断。
急いで今まで使っていた換気扇を回収するべく
廃棄するようお願いした電気屋さんへ連絡しました。
MOTOブースはこのサイズの中間ダクトファンよりもひと回りサイズが大きいのですが
同じ症状出ていないのかが気になります。
MOTOブース使っている人、もしこのブログを読んでいたら是非教えてください。
戦いはさらに続く、4号機製作…。いや、これは1.5号機では?
回収してきました(笑)
僕「あの廃棄お願いした換気扇回収したいんですけどまだ残ってますか?
電気屋さん「え?もうバラバラだよ?」
僕「割れてなければ全然OKです」
電気屋さん「あ、じゃあいいよ。ネジはないけど…」
僕「十分です。ありがとうございます!」
こんなやり取りしてきました(笑)
またもやホームセンターに行き、合うビスを購入。
組み立てて通電させて無事に起動確認。
溶剤は空気よりも重いから今度は取り付け位置を下に持っていってみようかな?
なんて事を思ってしまったばかりに、今度は取り付け位置を変更し始めます。
ただ元に戻せば良かったのに!
もう笑い話です。
補強した背面のMDFボードを丁寧に剥がします。
たっぷり木工用ボンドを使ったので剥がすのが大変です。
汗だく(笑)
この剥がしたMDFボードは天井の穴を塞ぐために再使用します。
部屋が汚くなりすぎて、外で作業始めました(笑)
ここで、助っ人が登場!
換気扇の廃棄をお願いした電気屋さんが
一体何をやっているんだ?と気になったらしく、わざわざ来てくれました。
MDFボードのカット、換気扇の取り付けまで手伝ってくれました。
とても親身になって相談にも乗ってくれました。
これがダメだったら次の案のヒントも頂きました。
ありがとうございます!!
電気屋さんと言っても量販店などではなく個人でエアコン、空調などの設置の工事をしている
専門の方で知識も技術も持っているとても信頼できる方です。
もっと早く聞けば良かった…。
換気扇のカタログを2冊貸してもらえるとの事で受け取った後に
電気屋さんは帰って行きました。
電気屋さん「連休中これでも見て楽しんで(笑)」
無事に設置完了。
後ろから。
これも多分結果は思わしくないだろうと言う予感はしながら作業しています。
だって元の1号機の換気扇の取り付け位置を変えただけ
ですからね(笑)
電気屋さんからもらった目地テープを使わせて貰いました。
漏れを防げるそうです。
やっとできました。
自作塗装ブース4号機(実質1.5号機)!
この辺りから冷静になってきてます。
吹き返しがなるべく来ないように仕切り板の調整。
線香片手に。
どうも元の穴を塞いだだけでは空流が乱れるようだったので
穴を塞ぎました。
できる事はやろうと思った!
吹き返しがまだあるのでそこを塞ぐようにしたら気持ち改善されました。
一応、完成。
フィルターを経由すると風量が落ちる事も分かったので取り払い下に敷く事にしました。
ミストの飛散を抑えることができるとネットで知りました。
本当はハニカムフィルターがいいらしいのですが。
これ以上の出費はできません。
まだ風量が足りていないらしく、これが限界かとも思いましたが
最終的にツインファンのような形式になりました。
一応吸います。
1号機の1.5倍と言った感じです。
しかし、臭気を抑えるまでにはいかず、
吹き返しは最後まで抑える事はできませんでした。
もちろん作動音は解消されず!
まとめと結論。まだ戦いは終わりではない!
ここまででお盆休みの約半分、4日間も時間を費やす羽目になりました。
分かった事は
ダクト径100ミリではこれが限界。
ダクト径100ミリと言う換気扇はダクト径150ミリ換気扇に比べると
風量が極端に少ないという事が分かりました。
とにかくパワー不足。
そりゃ吸わんよな。
と電気屋さんが貸してくれた換気扇のカタログを見ながら思いました。
下調べが不十分だったと言う事もありますが、この失敗を次に生かせるよう
次の5号機製作に向けて
万全の状態で挑みます!
最後に結論。
自作よりも既製品を買った方が確実!!
僕のように自作塗装ブースを作ろうと思っている方、
ネロブース、互換ブース、MOTOブース、36ブース。
現在は色々な模型用塗装ブースが販売されています。
買った方が確実です。
あれこれやるのは楽しいですが、失敗するとダメージもでかいです。
資金的にも。
自作した結果、販売されているブースが買えた値段まで費用がかさむリスクも少なからずあります。
僕のように(笑)
僕の失敗が誰かの失敗を減らすことができればいいなと思います。
しかし、僕は諦める事ができません。
満足できる自作塗装ブースが完成するまで資金の続く限り、挑戦していこうと思います!
まだ続きます!
新たな換気扇も注文し、準備も進めています。
次はいい報告ができるよう、頑張ります!!
※2020/9/22内部リンク追加しました。
続きは↓から読めます。
それでは。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント